アンドリュー・フォン・オーエン メッセージ
《ベルリン交響楽団&アンドリュー・フォン・オーエン》

 日本の皆様へ

2008年のデビュー公演以来、再び日本を訪れられることは、非常な喜びです。
今回は、ベルリン交響楽団と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番といった、ピアニストにとっての二人の偉大な作曲家の作品が演奏できることを大変楽しみにしています。
真に英雄的でポエティックなこの両作品は、永遠の美しさと確信に満ちたメッセージを通して希望を与え続けてくれます。
感情豊かで親しみ易いフラフマニノフのコンチェルトは、人が内面で闘い、絶望を克服して希望を見出す、心の葛藤を表しています。
片や高貴なベートヴェンのコンチェルトは、より精神的なかたちで、希望へのメッセージを表現していると言えるでしょう。
両作品ともに激しく高揚するフィナーレをもって、確かな喜びと充足感がコンサートホールを満たすはずです。
これらの曲にあまり馴染みの無い方には、私達の演奏が皆様の心の琴線に少しでも触れることができればと思います。
この曲をよくご存知の方には、私達の演奏が皆様の五感を再び呼び覚まし、新たな感動をもたらすことができましたら幸いです。
それでは、会場でお会いしましょう。

   〜2010年2月 アンドリュー・フォン・オーエン〜


※熊本公演では『ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」』が演奏されます。


リオール・シャンバダール メッセージ
《ベルリン交響楽団&アンドリュー・フォン・オーエン》

 音楽を愛する皆様へ

私は少年時代、16歳までドイツ生まれの素晴らしい恩師、ハインケ・ビアテリ(著名なヴァイオリニスト、カール・フレッシュの弟子でもある)のもとでヴァイオリンとヴィオラを学びました。
そして、彼女のアンサンブルであるカメラータ・ヴィヴァルディで演奏する傍らイタリア語やドイツ語を学びました。
彼女は日本の文化、言葉、音楽そして宗教にも精通していて、東京で音楽を教えていた頃の話を含めて、私によく日本の事を話してくれました。
次第に私は日本の音楽や古典芸能に興味を覚え、琴や琵琶のレッスンも受けたのです。
その私が長い年月を経て、2008年に続き再び日本を訪れる事ができ、とても幸せです。自国の伝統を重んじながら、他の文化を恐れずに受け入れることのできる素晴らしい人々が暮らす日本へ。
私たちベルリン交響楽団は、ヨーロッパ音楽史の中で燦然と輝く作品のいくつかを、日本の皆様の前で演奏いたします事を、とても幸せに思います。
異なる文化は、お互いに他を理解し受け入れる事をとおして、自由と平和、共通で普遍のメッセージを、それぞれに持っています。
今回、初めて熊本で演奏できます事をとても嬉しく思います。どうぞ私たちの演奏をお楽しみください。

〜主席指揮者 リオール・シャンバダール Lior Shambadal

《公演詳細》